この記事は、こちらの記事(退職代行やってみた!急に辞めるのは法律違反なのか)の続きです。まだ読んでないって方はぜひ前編からご覧ください。
さて、さっそく末路くんは辞めさせてくれないと噂の会社(介護系)へ電凸してみました。

もしもし!私、末路くんと言いまして、そちらの会社で勤務されている〇〇(友人)の代理人となります。

はあ〜。なんの代理の方でしょうか?個人情報に関わることはお答えできませんが。

退職に関することです。つまり退職代行の関係でお電話をさせていただきました。

え?あ、じゃあ少しお待ちください!
リアルにこんな感じのやりとりをし、5分ほど待たされることに。たしかにまったく関係のない人から電話がかかってきて、「退職代行です」とか言われても普通ハテナが浮かびますよね。
現場監督的なヤバいやつが出てきた
全然誇張なしで書きますが、続いて登場した電話口のおっさんがこれまた職場のブラック感を想像させる奴でして、まあ話が通じません。

はい!なんですか?忙しいんですが

えっと、先ほどもお伝えさせていただきましたが、そちらで勤務されている〇〇(友人)さんの退職代行の関係でお電話させていただきました。末路くんと申します。

その件は本人に伝えてる通りだけど、おたくなんなの?

退職を代行している者です。では、〇〇(友人)から私が聞いていることとご認識が合っているのか、まず確認させていただいてもよろしいでしょうか。
忙しいときによく分からん電話がかかってきてイラつくのはわかりますが、多少は優しく対応してほしいものです。
そんなこんなでイラつく相手にゆっくりと説明を行う末路くんでした。

〜っと、いうことでして、本人はご存知の通りすでに出勤をしていません。このまま退職を承認していただくことは可能でしょうか?

あのな!!こっちはいきなり辞められると困るって本人に伝えとんねん!

それは分かりますが、そもそも3ヶ月以上も前から〇〇(友人)は退職の相談をしていますよね?

だからなんやねん!あいつ(友人)が最終働き続けることを承諾したんやろが。まずもってあいつから連絡させろ!
こわいよね。こわいです。笑
逆にこの職場が気になった末路くんでしたが、中卒ヤンキーみたいな人にまあまあ怒鳴られた後、ラチがあかないと思い、もう少し踏み込んで話をしてみることにしました。

そもそもですが、民法627条に解約(退職)の申入れはいつでも可能と書かれています。またその後、二週間の経過により雇用が終了するとも。ご存知でしょうか?

そんなん知っとんねん!わかった上で言ってるの!

(えぇ〜〜...。)つまり違法性を理解した上でこのような対応をされているのでしょうか?

は?もうええわ!とりあえず俺一人で決めれるものじゃないし、人事に話してくれ
という感じで、法律的なことはググっただけなのでほぼテキトーに伝えましたが(おそらく合ってる)、自分の圧倒的不利な状況を理解していただくことに成功し、人事部へ通してもらうことになりました。
その日はこのまま電話を終え、後日先方人事部の方から着信があったのです。
話がわかる人事部の登場

〇〇会社の人事部のものですが、末路くん様でお間違いないでしょうか?先日は大変失礼いたしました。〇〇(友人)の件でご連絡をさせていただきました。

あっ、はい!末路くんです。ご連絡をありがとうございます。(現場監督と違って、えらく丁寧だな)

〇〇(友人)の件ですが、たしかに欠勤が続いていることも鑑み、このまま退職という扱いにさせていただければと思います。ただし、最後に退職に関する手続きを踏みたいのですが、〇〇(友人)に会社へ来ていただくことは可能でしょうか?

私が聞いている限りでは、もう会社へは行きたくないとのことでしたので、対面以外で手続きを終わらせることは可能でしょうか?

そうですか。では、最後にお会いできないのは残念ですが、書類を送付していただくことにより退職扱いとさせていただきます。

ありがとうございます。ちなみに最終出勤月の日割り分は給料として払っていただけますでしょうか。

そうですね!もちろんそこはお支払いさせていただきますので、その点、お伝えいただけますと幸いです。

わかりました!ご丁寧にありがとうございます。では。
と、こういう感じで、人事部の方とはものすごくスムーズに話が進みました。
今回、僕が退職代行してみた全記録は以上となります。
次回は今回のことを踏まえ、そもそも「退職代行」というサービスは割りに合うのか、そういった点についてお話させていただきます。
後編へ続くう!